建築実例
現代の建築に「厠」を復活させた家
家の中にありながら、少し離れたトイレ。廊下のクロスも思い切った柄に
事例3 SA邸
犬のブリーダーをされているご主人と奥様、そして子供が1人の3人家族のお宅です。一番の特徴は、ぐるりとキッチンを回り込んでいったところにある、少し遠いトイレ。昔の日本家屋の「厠」は、母屋から少し離れていて、厠に行く途中に四季を感じることができました。これを現代に再現。トイレへの廊下の窓から、季節を感じることができます。
キッチンと繋がったリビングルームは、広々とした作り。天井を黒にすることで、広さ感が高まっています。そして玄関とリビングルームを隔てるのは、ルーバーのみ。玄関にいる来訪者に、リビングの奥を見られるのを防ぐと同時に、中にいる人が玄関の人の気配を感じることができるようにしました。
- 天井を黒にしてすっきりと広いリビング&ダイニングキッチン。壁にはタイル調のクロスを採用しました
- 玄関にはシューズクロークを設置。リビングと玄関空間を隔てているのは、ルーバーのみです
- 豪華なシャンデリアは、ご夫婦がどうしても使いたいというもの。影の映りがきれいなクロスを選択しました
- 主寝室にはシックな柄のクロスを使ってみました
- いろいろ検討された末、結局家の中には全く犬用のスペースはなし。ご要望があれば、そういったスペースも確保します