建築実例
カメカメカメレオンハウス
カフェやレストランかブティックなどの商業空間と錯覚するほど存在感を放つ、東側外観
事例12 H邸
建築家のご主人とイラストレーターの奥様がペットと暮らす住まいの外観は異彩を放っています。以前からマイホームの建設に向けて、自分達がイメージする「隣家とはなれ、景観がよく、開放的な場所」を探していたのですが、コロナ禍を経てリモートワークが定着したため、田舎暮らしも選択肢に広げ、札幌を離れてマイホームを新築されました。
コンセプトは「爬虫類や昆虫の暮らす空間の中に人間が暮らすスペースを設けた家」です。
- 玄関を設けた南側の外観。
- 玄関ドアを開けると、たたきのないホールが広がる。左奥にシューズクローク。手前にみえるのがペットのケアスペース。
- 壁やドアを極力減らした開放的な大空間を実現。
左が土を入れて植物を植えるインナーガーデン。
南国の植物を植え込みカメレオンの生活空間に。 - 1階フロアは全面石材タイルを敷き詰めている。
まるでカフェやレストランの雰囲気があるが、ペットが汚す床の掃除がラクに済ませられる。 - リビングから階段スペースは総吹抜けで、全面ガラス張りのため、一日中明るく開放感に溢れ、室内が外まで繋がっているようだ。
- キッチンの奥には浴室とユーティリティ。
ダイニングキッチンはリビングより一段高く、スツールでバーカウンターのように利用する。 - ユーティリティ側からみたダイニングキッチン
大きな調理作業台を設置した4.5帖のキッチン。
作業台の下に収納を確保し空間はスッキリと。 - 全面ガラス張りで明るい階段空間。
スタイリッシュなスチール階段。室内側の壁面には外壁材のガルバリウム鋼板をあしらっている。 - 階段を上ると、リビングを見下ろすフリースペースが設けられていて、数種類のタランチュラがそれぞれケージで飼われている。
- 寝室からでてくると、東から南の景観が広がる。
家にいながら四季の移ろいが楽しめる贅沢さ。 - 二階は寝室が二部屋とご主人のアトリエと、奥様のワークスペースを設けている。